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心理学ワールド 88号 若手の会から 第83回大会活動報告 ─研究者のたまご 中川 裕美(若手の会幹事) | 日本心理学会

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Academic year: 2021

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46 北海道支部会シンポジウムのご報告  今回は2019年10月6日(日)に行われた北 海道支部会のシンポジウムについてご報告した いと思います。今年で3年目となるシンポジウ ムですが,今回のテーマは「社会関係を実証す る心理学」でした。対人・社会関係は私たちの 日常的にも大きな関心事であると思われます。 社会関係を心理学の視点から科学的・実証的に 検証する方法について,お二人の話題提供者に ご発表いただきました。  最初に阿部匡樹先生(北海道大学大学院教育 学研究院・准教授)から「共同行為における社 会性─他者との協調を司る神経基盤を探る」 という演題で,二人間の共同行為を通した間係 性についてのご研究を紹介いただきました。ま たfMRIで二人の脳活動を同時に測定する方法 で,二者のインタラクションに関連する脳内メカ ニズムについてのご研究を発表いただきました。

認定心理士の会から

第 83 回大会活動報告 ─研究者のたまご  今年度の第83回大会は,若手の会が発足し てから6回目の大会でした。学部生・高校生 無料の勢いに乗り,若手の会の企画への参加者 が年々増えてきています。大会1日目のワン ショット発表会では,18名の若手が1分間で印 象に残るよう様々な工夫を凝らし,演題の宣伝 を行いました。また,今年は5名の高校生が学 部生・高校生プレゼンバトルに参加してくれま した。学部生・高校生ともに発表スキルや研 究の独創性は,甲乙つけがたく「研究者のたま ご」と油断してはいられない将来性のある発表 ばかりでした。  大会2日目には「若手心理学者の活躍する場 ─国立の研究機関から民間企業等の新しい活 躍の場まで」と題して,4名の先生方に話題提 供をしていただきました。心理学者の活躍の場 が多様化してきた中で「心理学の知見を一般社 会へ発信していくために何をどうすべきか?」 や「実際に所属機関でどのような研究をしてい るのか?」など貴重なお話を伺うことができ ました。最後に指定討論者の先生から「博士が 100人いる村」を題材に博士の就職率等が紹介 され,フロアから多くの質問が飛び交う中,大 盛況のうちに終わりました。  シンポジウムの後には「若手のための進路相 談会」を行いました。今年は個別形式と集団形 式の相談会を設けて参加者のニーズに対応しま した。集団形式では同世代の若手心理学者と悩 みを共有しながら,個別形式ではじっくり対話 できる会になったのではないかと考えておりま す。若手の会の企画についてご意見やご要望 がありましたら,ご遠慮なく【jpa-ecp@psych. or.jp】までぜひお聞かせください。 (若手の会幹事 中川裕美)

若手の会から

次に結城雅樹先生(北海道大学大学院文学研究 院・教授)から「対人心理の多様性と社会の多 様性─比較社会生態心理学の視点から」とい う演題で,集団や社会といったよりマクロな関 係性について,インターネットを使った多国間の 実証研究を紹介されました。対人心理の多様性 の原因を説明するために,人々を取り巻く社会 環境の特性,とくに「関係流動性」との関連に ついて分かりやすくご説明いただきました。  来年度のテーマについては現在選定中です が,引き続きイベントを企画しております。北 海道にお住まいの方,あるいは北海道外からで も是非ご参加いただければ幸いです。詳しい 内容や参加方法は,認定心理士イベントのWeb ペ ー ジ(https://psych.or.jp/authorization/ ninteinokaievent/)をご覧ください。 (認定心理士の会運営委員北海道支部会 小川健二)

参照

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